前にも書きましたが、前の会社を辞める前に、ファウンダーから「ニューヨークに行け」と言われました。悩みに悩み、泣きながらこのありがたい申し出をお断りしました。
ここが、私の最後の人生の岐路であったことに間違いはない。あのとき、ニューヨークに行っていたら、もう一つの違った人生があったんだと思う。
先日、ある人がファウンダーに会いに行ったとき、私の話題になったらしく、会いに来いと言ってくれているとのこと。
もちろん会いたい。でも、ためらわれる。「あの子は、あの時ニューヨークに行ってたら、今ごろうちの女性執行役員になってたやろう」と言ってたらしい。
私のことを当時から過大評価するところがあったので、本当にそうなれていたとも思えないけど、もう80歳も超えたおじいさんが、10,000人も超える社員がいるのに、こんな私のことを入社した当時のことから覚えていてくれていることに、本当に感謝しかない。
この、ちょっと落ち込んでいるときに、こんな話が聞けるというのも何かのあるのかもしれない。
「あの子なら大丈夫。何でもできる。」間接的にそう言ってもらえて、そしてちょうど今、遅めの夏休みなのでゆっくり考える時間もあるというのも、いいタイミング。
と、言いながら、今日はたまっていた仕事をマッハの勢いで片付けていました。
お陰でワンコは、スネスネモードでした。
ごめんね。