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ぼちぼちのんびり書いてます。

ドラマみたいな人助け

夕方のワンコのお散歩コースを歩いていて、いつものところにいつものネコちゃんがいて、いつもの曲がり角のお家でおじいちゃんが庭の木の手入れをしていて、そろそろワンコの💩ポイントだなーと思っていたら、うしろからドスンというにぶい音がした。振り向くとハシゴにいたおじいちゃんがいない。慌てて走って戻るとおじいちゃんが倒れている。「大丈夫ですかー、大丈夫ですかー」と声をかけるもビクともしない。「救急車、救急車!」と叫んだが、首からぶら下げているスマホで自分ですればいいと気づいた。え?110ちゃうよな?199?と、番号もろくに押せない。人間慌てるとワケがわからなくなるということをリアルに感じた。119に電話をし、「落ち着いてください」と何度も言われ、何とか表札の下にある住所とそこのお家の苗字を伝えた。

そうこうしてると、ベランダから息子さんらしい男性が顔を出したので、「おじいちゃん倒れてます、ハシゴから落ちたみたいです」と伝えた。どこからかおばちゃんが来て、看護師さんみたいに脈をとったり血圧を測ったりしている。

まだ、119につながっている。「怪我してますか?」と聞かれたがわからない。「息はしています」と告げると、みるみる頭から血が流れててきた。もう、ドラマで見るみたいに、本当にみるみる流れて…。「あー、頭から血が出てます」と伝えた。救急車がくるまでそこにいてほしいと言われて、電話番号と名前を聞かれ、あんた誰?みたいなことを聞かれて「通りすがりの者です」と木枯し紋次郎みたいなことを言って電話を切って救急車を待った。

 

その間、息子さん以外の家の人か近所の人も出てきて、おじいちゃんも意識があるようでちょっと安心した。5分もしない間に救急車も来て、もう私は用無しと思い、ワンコのお散歩を再開。

 

じーっと考えてて、誰一人として、ありがとうって言ってくれへんかったなあと、器のちっちゃいことを考えていた。が、他人の私もパニックになるんやから、身内はもっとパニックやったんやろなあとすぐに考えを撤回。

 

落ち着いてくると、更に別の考え浮かんできた。

実はこれは事故ではなく、事件なのではないか?おじいちゃんのハシゴに何か仕組まれていたのではないか?その前に睡眠薬か何か飲まされていたのではないか?と、ドラマさながらな考えが消えない。もしかして、私に見つけられて救急車を呼ばれることは想定外だったから、誰もありがとうと言わなかったのではないか?

 

右京さんならこのトリックに気づくのではないか。もしかしたら、聞き込みにくるのではないか。そうなったら証言せねば…「誰からもありがとうって言われてません」と。

 

やっぱり私、器ちっちゃいなー。

 

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翔も大変やったねー。お疲れさん。