以前、あちこちに気を使うあまり、誤解を招いたことがある。
・社長たるもの、社員から嫌われてはいけない
・人前で叱ってはいけない
・AさんとBさんならAさんをたてるべき
など、考えすぎて行動し、思わぬ方向に進んでしまった。
そして、その昔、心理カウンセラーでもある元上司からは、「過剰適応」と言われたこともある。適応障害の反対。要するに気を使いすぎ、忖度のしすぎである。
歯に絹着せぬ物言いで、なんでもズバズバ言うと思われがちだが(結構言うてる方だけど)、実はガラスのハートの持ち主なのさ。
例えば、二人きりで〝誰かのために〟と思って言った一言でも、受け取る側の思い一つで、違った捉え方をされることがある。二人きりだと、言った言わないは、水掛け論になってしまう。
だから、よほどのことがない限り、サシで話すことを避けて、3人で話すようにしている。そうすると、片方が違った捉え方をしても、もう一人が正しい捉え方をしてくれるはずだから。二人とも違った捉え方をしているなら、いくらなんでも、顔を見れば気付くだろう。
そんなこんなで、忖度やめました。
また、誤解を招かないように、〝なぜ、私がそんなことを言うのか〟の理由を伝えるようにしている。
〝WHAT〟何を言うのかではなく、〝WHY〟なぜ言うのか。
そうして、誤解されることを防いでいる。
おやすみ。