これはある本のタイトルです。電車の中の広告か何かで見たのだと思いますが、強烈なタイトルなので、頭から離れませんでした。
読まなくても、言いたいことはこの短い言葉に集約されていて、さらに「そんなこと、言われなくても分かってるんだけど、それができないのよ」というのが正直なところ。
しかし、タイトルって大事やね。アマゾンでポチりましたよ…敗北感…。だってこのテのウンチク本は、買わない主義だから、とても敗北感。
仕事がら、クライアントさんのみならず、友達なんかからも、このテの相談をよく受けます。ご想像のとおり、ここで言う「アホ」は多くの場合が上司なんです。もちろん部下の場合や、お客さんの場合もあるかもしれません。
手柄を横取りする上司
気に入らない人に意地悪をする上司
しょうむない会議
しょうむない報告をさせる
など、挙げればキリがない。
先日もある友人が、退職した上司の代わりにきた新しい上司にいじめられて、軽いウツになってしまった。
この本には、正義感を振りかざして戦っても、正しいことがまかり通るばかりの世の中ではないこと、アホにタテつくものではなくうまく使うもの、など、本当に「そのとおり!」ということが書いてあるのです。えぇ、読みましたよ、敗北感…。
私も若いころは、それはそれは正義感の塊で、無能な上司にタテついていました。しかしこの本に書いてあるとおり、正しいことなのにまかり通らず、評価もされず、それだけでなく自分の部下までもアホほ標的になってしまう。そんな経験があるからこそ、アホとは戦ってはいけないことは、今はよくわかっている。
だったらなぜポチったのか。
頭で分かっていても、我慢できないことがあるから。
リマインドですね。
私の場合は、美味しいものをしっかり食べていればほとんどのストレスはありません。みなさんも、アホとは戦わずに、うまく使うことを心がけましょう。