去年の5月、「私のお店がオープンしました」と1枚のハガキが会社に届いた。それは行きつけ(と言っても年に数回しか行かない)のBARの、ノンスタイル石田くん似のソムリエくんからのお知らせでした。「行かなきゃ!」と思いながら、本日やっと行ってきましたー!遅っ!なんと不義理な!ごめんね、石田くん。
うちのオフィスから歩いて10分もかからないビルの地下にある隠れ家的なお店。通りかかったぐらいじゃ見つけられない、いや、現に何度か通りかかったけど見つけられなかった隠れ家。シンプルなお店の作り、落ち着いた雰囲気、それでいてちゃんとイキったお店と、三拍子そろったお店。こういう場所なんよ、求めてるのは!って感じ。
スタバのモットーである「サード プレイス」という概念。職場でもない、自宅でもない、でも落ち着ける第三の空間、この概念がすごく好きやねんけど、私にとってスタバは日常の延長やねんね。アポとアポの間にお茶を飲みながらパソコンを開いてメールをチェックする、要するに仕事をする場所であり、休みの日にぷらっと立ち寄って本を読む、これも自宅の延長。
しかしBARって、本当の意味での第三の空間じゃないかな?特にアルコールをあまり飲まない私にとってはなおさら。仕事でもない、日常でもない、何もしない場所を求めてって感じ。この感じ、なんかバブリーな感じでいいわぁ。若い頃を思い出す。若い頃は、飲みに行く前の待ち合わせ場所がイキったBARやったもんね。古き良き昭和のバブル世代。
「甘いのん、作って〜」
「温かいほうがいいですか?」
「せやねぇ」とこれだけの会話で出てくるサイコーのモノ。
すんばらしいわ。
若者と行くのもそれはそれでいいけど、一人でぷらっと行って、サッと帰るこういう場所、こういう時間。これは大事よね。
「連れてってー!」
「ぜひ行きたい!」と言う声が聞こえて来たので、しゃーないなぁ、教えてあげよう。
でも、大阪弁炸裂はあかんで、イキったお店の雰囲気が壊れるからな。お上品でお願いしますよ。
え?私?もちろん、お上品な感じで大阪弁も出てないでぇ〜。ほんまやで!