ヤングちゃん 「アヤコさん、◯◯様という方からお電話です。」
私 「会社名は?」
ヤングちゃん 「おっしゃらなかったです。」
いつもなら、セールスの電話かなんかと思い居留守を使うところだが、何故かその日は自ら受話器を上げた。
私 「お電話かわりました。アヤコです。」
相手 「あやちゃん、私!森!R子!覚えてる?」
私 「Rちゃん?覚えてるよ!どーしたん!」
Rちゃんとは、前の会社の同期入社の子で、苦楽を共にした戦友。Rちゃんの配属された部署は、拡大するために、東京に何人か転勤させないといけなくなったんやけど、転勤を拒みやむなく退職…ということになった。
その後しばらくは会ったり、年賀状のやりとりは続いてたんやけど、私の記憶が確かならば、阪神大震災以降、疎遠になった感じ。
Rちゃんは何度か私に連絡をとるべく、実家に電話をくれたり(その頃私は一人暮らしをしてた)、勤務先に訪ねようかと考えてくれたりしたみたいやけど、あれやこれやと言う間に20年以上経ったということ。
子育てがひと段落し、そろそろ社会復帰しようかと思った矢先に、昔ともに働いた私を思い出してくれたとのこと。前に勤めてた会社に電話しようか、どうしようかいろいろ考えた結果、高校生の娘さんが「ママ、インターネットで調べてみたら?」とアドバイスして、私の名前をヤホーで検索してくれたらしい。
講演したり、業界雑誌にコラム書いたりしてるから、一応ヒットするねん。そこから今の会社におることを突き止め、会社に電話をくれたということ。
そのときは、「大阪に出張するときは連絡するわな!」と約束をして電話を切った。
そして、昨日(喜川浅井に行く前の45分ぐらい)会うことができましてん。
びっくりポンや!
「あの頃から10キロ近く太ったで」と言うと、「私は20キロ太ったで」と返されてしまってん。
実際はそんな太ったとは思われへんかったけど、まあ、貫禄はあったね。さすが母は強い!
積もり積もった話は尽きることはなかったけど、また会おうな!の約束をして泣く泣くバイバイしました。
すごいな、インターネットの力。インターネットがなかったら、「会いたい」とかいう番組か、探偵ナイトスクープに依頼して見つけてもらわなあかんとこやな。