「足の骨を折りました」と、大々的に報告つもりだった。しかし、折れていなかった。
土曜の夜、お風呂上がりにソファでうたた寝をしてしまった。ま、いつものことだ。「風邪引くぞ!」というコイチャンミンの声で飛び起きた。その時、座った状態で寝ていたからか、足が痺れていたのだろう、立ち上がった瞬間に転けた。足をぐねった。痛い。「ぎゃー!」夜中に響きわたった。
歩けない。左足は、踵をつけただけで、上は膝まで下は小指まで痺れて力を入れられない。折れた、完全に折れた。
来週のイベントでの講演はどうしよう。中旬以降は、研修もある。松葉杖でタクシーか?と、仕事の予定ばかり気になった。
翌日曜日は、1日中歩けず。歩くときは折り畳み椅子を松葉杖代わりに使った。
月曜日朝から整形外科へ。前日より痛みはマシになり、踵くらいつけられるようになった。
レントゲンを撮り、病室へ入った。レントゲンを見たら、確実に折れている…と思った。
先生は、足の甲やくるぶしを触りながら、どこが痛いか探る。「イタタタ〜」と言いながら、「折れてますよねぇ」と聞くと、「いや、折れてないねぇ」と先生。「ヒビですか?」「いや、捻挫ですねぇ」「は?捻挫?捻挫て、こんな痛いんですか?」「捻挫したことないの?」
私が捻挫だと思っていたアレは、なんだったんだ。ウチミ?
捻挫後3日目の今日は、ワンコのお散歩に行けるまで回復した。
仕事には支障なさそうだ。それが何よりありがたい。
しかしなんやね。人間の体って丈夫にできてるんやね。ちょっとやそっとで、骨なんて折れないのね。
うたた寝して骨折った…てことにならずに済んだ。うたた寝後は、ゆっくり立ち上がることにしよう。