某銀行のコンタクトセンターの研修の依頼を前々から受けていて、日程だけがなかなか決まらず、先週急遽返事をいただき、先日大阪に行ってきた。3年ぶりの大阪、せっかくの大阪だから、もっと早めに決まって、お墓参りにも行きたかったし、甲子園にも行きたかったし、会いたい友とも会いたかったなー(贅沢言うたらあかんけどね)と残念に思っていたが、ダメ元でNちゃんに連絡してみた。
高槻に住む友人Nちゃんは、ご両親の介護を自宅でしているが、一昨年お父さんが亡くなった。コロナ禍だったのでお通夜も葬儀も行けなかったので、急ではあったがお線香あげさせてもらいたい旨連絡をしてみると、在宅ワークが17時までなのでOKの返事。お母さんがいるのでおじゃまするのはどうかと思ったけど、ワクチン4回目も打ったから来て来て〜と言ってくれた。ご両親が介護になってからNちゃんに会うときはいつもお家におじゃましているのだが、3-4年ぶり。
Nちゃんちにおじゃましていつも思うのは、ご両親ともに自宅で介護をしていても愚痴ひとつこぼさず、いつも笑顔で接している。お母さんが健在なことはとても羨ましいことではあるが、もし、私の両親が健在だとして、果たしてNちゃんのように愚痴のひとつもこぼさずに笑顔で介護ができるだろうか。
大阪に住むせっしゃ(お父さんやで!)から、よっぱらってかかってくる電話でさえも、めんどくさいなあと思ってしまっていた冷たい私。とてもじゃないけど介護はできないんだろうな。でも、お母さんが健在なのは本当に羨ましい。……という矛盾。
Nちゃんは、前の前の会社の同僚で、仕事中によく一緒にお茶をした。同じクライアントの担当でもあったので、食事の接待だけでなく、接待ゴルフにも一緒に行った。二人して建設会社のおじさんよりよいスコアを出し、「ハンデあげるよって言わなくてよかったよ〜」とギャフンと言わせたりもした。懐かしい思い出だ。
急遽連絡したにもかかわらず、なだ万のお弁当を用意してくれていた。すぐに失礼するつもりだったが、喋り続けて結局3時間ぐらい居座ってしまった。
お父さんが亡くなったのはコロナ禍になり、Nちゃんが在宅ワークになって3ヶ月目のこと。コロナのおかげで?看取ることができたらしい。
コロナが続いてほしいとは絶対思わないが、せっかく定着しつつある在宅ワークは、続いてほしいものだ。