前々職の本社が渋谷にあった。渋谷と言っても若者の多い方ではなく、新南口の近く、明治通りを恵比寿方面に向かった並木橋交差点の手前あたり。その本社が去年池袋に移転した。
当時週に2-3回通っていたお寿司屋さんが近くにあり、転職後も時々通っていたが、コロナ禍で年に数回と減ってしまい、さらに今ではクライアントになった前々職企業も移転したので行く機会が減ってしまった。しかし、先日久しぶりに予約して行ってきた。井の頭線の渋谷駅からは15分ぐらい歩くのだが、何年工事してんねん!状態の渋谷は慣れない人にはほぼ迷路。スクランブルスクエアからストリームに抜けて明治通りに出る。
魚久さんがなくなっていて、上島珈琲もなくなってコワーキングスペースになって、お魚の美味しい野島さんも1店舗なくなり…と、当時あったお店の半分はなくなっている。「あれもない、これもない、こんなお店できてる、あんなお店もできてる」といいながら、お寿司屋さんに到着。
1年ぶりぐらいなのに、席に着くなり大将が、「これ」と、ネタに使うからすみを包んでくれた。嵐にしやがれで〝クセのある大将〟と紹介されたけれど、口数は少ないが常連にはとても優しい。もちろん贔屓もしてくれる。
去年は、コロナ禍だけでなく、足の手術のために数ヶ月店を閉めていたため、私たちもご無沙汰してしまったけれど、コロナのあおりを受けている馴染のお店には、できるだけ通いたいと改めて思った。今は夜はやっていなくてランチ営業のみ。外国人のお客さんも多かったけれど今ではからっきし。それでも初めてというお客さんも来ていたから、人気は衰えていないのだろうが…。
あちこちのお店が変わる中、変わらずあり続けてくれるのは、私たちにとってもありがたい。毎月は無理でも、2ヶ月に1回はこよう、いや、来るぞ!
せっかく渋谷まで来たので、この日は、コイチャンミンに茶亭羽當☕️に連れて行ってあげた。
若いとき、純喫茶でバリスタをやっていたらしいので、連れて来たかったお店の一つ。
ここは、お客さんの雰囲気に合わせて、カップを選んでくれる。それも楽しみの一つ。ケーキも自家製で美味しい。
ここも、変わらずあり続けてくれている。
変わる渋谷もいいけれど、変わらない渋谷でもあってほしい。