むかーしは、推理小説を読まなかったのですが、30年ほど前にお友達からシドニーシェルダンを借りてハマってしまいました。有名なのは〝ゲームの達人〟かしら。私が好きなのは〝時間の砂〟です。シドニーシェルダンは数年前に亡くなってしまったので、亡くなってすぐに、まだ読んでいない小説を全てAmazonで取り寄せました。と、言ってもこの時点で、未読のものは3種類ぐらいしかありませんでした。その3種類、実はまだ読んでいないんですよ。だって、読み終わってしまったら、もう二度とシドニーの新作は読めない。だって、シドニーは亡くなってしまったのだから。そう言ってる間に、読まずに私が死んでしまったりして。
そして、次にハマったのは東野圭吾。ベタでごめんね。「実におもしろい」の湯川先生や、杉下右京ちっくな加賀刑事やマスカレードホテルのシリーズはあまり好みません。小説を読むとき、主人公や登場人物について、「私だったらどの俳優さんを使うか？」と考えるのも醍醐味なのに、加賀は阿部寛やし、マスカレードホテルを読んだらちょいマック木村を思い浮かべるし、楽しみは半減してしまう。唯一、湯川先生＝福山くんだけは、許せる。
東野圭吾作品は50作以上読見終わっていて、残すは加賀とマスカレードシリーズぐらいです。で、先日、万を辞して加賀シリーズを買って読んだんです。〝私が彼を殺した〟です。加賀の登場は後半からなので、途中まで加賀シリーズということを忘れるぐらい読み進めていました。誰？誰なん、犯人は？で、ついに加賀が、「犯人はあなたです！」と言いました。次のページをめくると…
え？
終わり！
犯人だーれ？
巻末に、袋とじになってて、解説のようなものがありました。こんな方法もおもろいやん！と思って、世の男性たちは、同じような気持ちで袋とじを開けるのか？と思いながらハサミでチョキチョキ。読み進めても解説はあるものの、犯人をきっちり特定していない。
どういうこっちゃ？
しかたないので、ヤホーで検索しまくるも、読者の見解ばかり。
いやー、こういうの、歯痒いわ。
多分、あいつなんやろうけど、白黒させてほしいわ。
何かおすすめあったら、教えてくださーい。
