年に一度の大掃除。掃除していたら写真やいろんなものが出てきて、そのたんびに手が止まってしまうアルアル。
ラブ❤️やすし。
中学生ぐらいのときに、あの漫才ブームがあり、なんば花月に通いまくりました。紳助竜介、サブローシロー、ザぼんち、B&Bなど、ヤングに人気のコンビがいるのに、私のナンバーワンはやすきよ。
母の勤め先の社長が、やすしと同級生だったので、頼み込んでお食事をご一緒させていただいた。
1回目は、中学生のとき。なんば花月の楽屋に招待してもらい、そのあと焼肉を食べに行きました。やすしは愛人さんと一緒でした(シーやで)。やすしはその愛人さんを「けいこ」と呼んでました。本当はけいこじゃないのよねー。正妻がけいこさんやったから、そう呼んでたんよね。寝言で呼んでも怪しまれないように…昭和アルアルやな。
この時、私は真剣に、大きくなったらやすしの愛人になると誓っていた。
2回目は、高校生になってから。津久野の〝香川〟っていううどん屋さん。抱っこしているのは、次女の光ちゃんやね。
もともと怖いイメージはなかったけど、ずっとニコニコ笑って優しかったやすし。
「ワシのどこが好きやねん」と聞かれ、「漫才はもちろん、生き方が好き」と、イキって答えたこと覚えてるわー。
生き方が好きって言うたけど、結局、ああいう生き方しかでけへんかったから、早くに亡くなってしまったんやろうけど。
決して媚びることなく、簡単に頭を下げず、長いものに巻かれることなく…
私もやすしに影響されたのか、若い頃はそう言う生き方をしていたけれど、年とともに、変わったなあ。
媚びることはあまりしなかったけど、時には頭を下げ、時には長いものに巻かれ…。
ま、だから、やっぱりそれがイヤになってサラリーマン辞めたのかな。
やすしは、私が25才ぐらいのときに亡くなりました。その日は平日。念のため黒いスーツで出勤し、上司にお願いして早退させてもらい、お葬式に参列しました。
あの、有名なキー坊の「何をそんなに急いでたんや…ゆっくりしいや」のお別れの言葉も会場で聞いてました。
社会人になってから、やすしに会いに行こうと思っていたけれど、私が社会人になったころのやすしは、もう漫才もしてなかったし、色んな事件で自粛していたからそれは叶わなかった。
もし、現役バリバリやったら、愛人に立候補してたかな?