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ぼちぼちのんびり書いてます。

肩書き

先日、クライアントさんにお食事に誘っていただいた。担当の女性部長は、年が近いこともあり昔から親しくさせてもらっている。

お酒が入ると、会議室での話と違い、ざっくばらんになんでも話せる雰囲気になるのがいい。新しく就任された社長ともかなり打ち解けられ、事業部長ともいろいろ話せ、いい場を提供してもらえたと、感謝している。

・営業マンは1日4件訪問する

・仕事の話じゃなくていい、世間話でいい

と、営業マン出身の社長が言います。

私より1世代上の、ザ・営業マン。昔のT社のスピリッツが騒ぎます。

いろいろ話していると、社長は私の前職のT社と親しいようだ。しかも、元上司のマー君とも親しいようだ。ここで「私、前職T社です」と、言おうか言わまいか迷っていたら、女性部長が「あやこさん、前職T社ですよ。」と、言った。すると、社長が「そうか、T社ですか。だからか…納得できた。」と、おっしゃった。

 

どういう意味か?

私なりに考えたんだが、、、

うちの会社は上場もしていないし、社員も10人強、しかし、取引先といえば、名だたる大企業ばかり。ふつうに考えて、「なんで?こんなちっちゃい会社に、うちの会社がお世話になるの?」と、口にこそ出さないが、多くの人はそう思っているはず。

しかし、仕事は納得してもらえることをしているから、お付き合いは続いている。でも、「なんで?」という疑問はずっと付いて回るのだろう。

そこで、私が、前職がT社であると分かると、納得する、いや、安心する。んー、なんというか、私個人への信頼が、T社というバックボーンにより、さらに強固なものになる、、、そんな感じなんだろう。

 

T社にいたころは、私は自分個人を認めてもらって、クライアントさんに可愛がってもらっていたと、自惚れていた。現に今でも個人的にお付き合いさせてもらっている方もいる。しかし、多くは、やはり私個人ではなく、T社に在籍しているから、T社という社会的に認められた会社の社員だから、信頼してもらっていたのだと、改めて思う。

T社の管理職という肩書きが、ある意味イヤで転職したのに、結局、T社の経験が今の自分の信用の裏付けになっているというのは、なんとも皮肉なもんです。

10年以上経って、冷静に、本当に心の底からT社で経験させてもらったことに感謝している。

 

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いずれ、恩返ししたい。