蟹は食べるのに苦労するよね。手も汚れるし時間もかかる。前の会社に入社した当時、営業さんから教えられたことの一つとして、「接待に蟹料理を選んではいけない」ということ。蟹の身ぃを剝ぐのに必死で商談が進まないからだそうだ。
それは初デートにも言えるよね、きっと。
さて、今日は駒澤大学駅近くのクライアントさんとこに行ったんやけど、ランチは駅前のジョージというイタリアンに行ってきました。カタカナで書いたら虎舞竜みたいやけど、georgeやで。
わずか1,080円で食前酒と大きなサラダつき。食前酒はスパークリングワインも選べるけど、仕事中なので野菜ジュース。写真だと分かりにくいけど、サラダはかなり大きなボールに入ってるんやで。
パスタは4〜5種類の中から選べる。今日のチョイスは渡り蟹のトマトクリームパスタ。これは美味いよ。
前回はたしか、チキンとなんちゃらの柚子胡椒にしたんや。茄子とモッツアレラのトマトソースと迷ったけど、渡り蟹の勝ち。
さて、この渡り蟹やけどね。大きな甲羅を置いてくれてるけど、身ぃはほとんどない。小さな手足(足言うんかしらんけど)にも、身ぃはあんまりない。通常、蟹の身ぃの一番美味しい爪も結構ぺちゃんこで、トマトクリームがたっぷり付いた爪を手ぇで触るのもためらう。
と、いうことで、ある程度見えてる身ぃをせせっておしまい…となる、
しかーし、地元のおばさま方の蟹の残がいを見てみると、カニ道楽か!と思うほどの甲羅の残がい!えー?手ぇがトマトクリームで汚れたんちゃうの?と思うほど。私の食べ方が間違ってるのか?
気になったので、店員さんが「お下げしてもよろしいですか?」と来たときに、「すみません。この蟹、もう少し食べるところありますか?」と聞いてみた。料理を提供する人からすると、残さず綺麗に食べてくれることがうれしいはずやん?すると「いえ、もともと身が少ない蟹で、パスタには出汁をふんだんにとってるんです。だから食べるところはあまりないんですぅ…」と言う。ホッ!「そうですか、食べるところがあるのに残しているなら、申し訳ないと思いまして…」と言うと、「いえいえ、逆に食べるところが少なくてすみません。」ですって。
ここのこなホールの女性は腰が低く、いつも(言うてもまだ3回目)笑顔で感じがええねん。また来ようという気になる。
食後のティーも、ちゃんと茶葉の味が出ていて美味しい。
近いうちにまた行きたいな。